報恩講 報告 2020.1.13

 1月13日、本年も一心寺での報恩講が勤まりました。11月中旬より喉の調子が悪く、みなさまのお宅への報恩講参りが遅れましたが前日にようやく終えることができ、無事に当日を迎えました。立専寺(観音寺市流岡町)ご住職を導師に、讃仏偈と正信偈をお勤めさせていただきました。

 法話は千葉憲文師(まんのう町・善性寺)。人間はみんな自分の都合で生きている。晴れが続けば雨がほしい、雨ばかりだと晴れてほしい。しかし、私たちははかりしれないいのちに生かされていることを忘れてはいけない。胆振東部地震が起こった北海道を訪れた時のエピソード。食事をしようにも電気が止まっているために開いている店がない、宿泊予定のホテルは水も出ない。「うちのお寺は古い建物ですが、ガスもあるし水も出るのでどうぞ泊まってください」とおっしゃってくださったご住職のおかげで事なきを得た。普段の生活がいかに「有り難い」、あることが難しいものなのかを実感されたそうです。はかりしれないいのちのはたらきを感じるところに、私たちをお浄土へとすくい取ってくださる阿弥陀さまのお慈悲も感じられるのではないでしょうか。南無阿弥陀仏。


秋季永代経 報告 2019.9.27

心配された雨も午前中で上がり、納骨堂で讃仏偈、本堂で正信偈をお勤め。法話は佐々木安徳師(高松市専光寺)。

私たちの願いは、物質、立場、健康。若いうちは物やお金が欲しい。地位に固執する。しかし、年を寄せるとだんだんと健康が一番の願いになる。健やかに、康らかにというのが仏さまの願い。南無阿弥陀仏は仏さまが私たちへ健やかに健やかに生きてほしい=安らかな浄土への人生を歩んでほしいという呼びかけ。ご一緒にお念仏を称えさせていただきましょう。

 


ぷちしるべ&万灯会2019 報告 2019.9.1

 天候が心配された「ぷちしるべ&万灯会」。午後六時に『無量寿経』をお勤めして「万灯会」が開会。次第に雨も上がり、映像作品と竹灯りが境内を美しく彩りました。初登場のこども灯籠に願い事を書くお子さまの姿が微笑ましかったです。あいにくの雨模様で来場者は多くはありませんでしたが、夏の終わりにご家族一緒に仏さまに想いを届ける夜になりましたなら幸いです。


春季永代経 報告 2019.3.29

 天候に恵まれ、春季永代経。納骨堂で讃仏偈、本堂で阿弥陀経と正信偈をお勤め。

 法話は秋山和信師(高松市・慈照寺)。

 南無阿弥陀仏の「南無」の二字は「我にまかせよ」、「阿弥陀」の三字は「必ず救う」のお呼び声、「仏」の一字は「親じゃもの~」と名調子で讃嘆。そう聞けばお念仏が出るでしょう?と語り掛け、最初は聞こえなかったお念仏の声がだんだんと出るようになってきました。

 

 そして、「お慈悲かぞえ詩」。

 

一つには、地獄必定と聞きながら うぬぼれ心に邪魔されて 堕ちるわが身ということを ほんに今まで知らなんだ

二つには、不定の命をもちながら よもやよもやで日を送る 今宵も知れぬいのちとは ほんに今まで知らなんだ

三つには、皆さん後生は大事やと 人に言うて聞かすれど わが身の大事ということを ほんに今まで知らなんだ

四つには、よくよくお慈悲を聞いてみりゃ たすける弥陀が手を下げて 任せてくれよの仰せとは ほんに今まで知らなんだ

五つには、いつものお礼は忙しく 浮き世話に気が長い かかる横着者ということを ほんに今まで知らなんだ

六つには、無始よりこのかたこの世まで 哀れみたもう弥陀さまが 真実大悲の親であったとは ほんに今まで知らなんだ

七つには、永い浮世もいましばし 良いも悪いもそのままに やがて蓮(はちす)の台(うてな)とは ほんに今まで知らなんだ

八つには、役にも立たん雑行(ぞうぎょう)や 雑修自力(ざっしゅじりき)を捨てもせず 親さま泣かせていたことを ほんに今まで知らなんだ

九つには、この世にいながら正定聚(しょうじょうじゅ) 光明摂取(こうみょうせっしゅ)の網の中 逃げても逃がさんお慈悲とは ほんに今まで知らなんだ

十には、称える名号そのままが つれて帰るぞまっておる 親の呼び声ということを ほんに今まで知らなんだ

 

終わる頃にはみんなで「なんまんだぶ~」。みなさま、阿弥陀さまのお慈悲を有難く頂戴しました。


宗祖報恩講 報告 2019.1.14

 暖かな日差しの中での報恩講。立専寺ご住職導師のもと、讃仏偈、正信偈をお勤め。法話は女性布教使・川田慈恵師(高松市・妙楽寺)。

 『現世利益和讃』の「一切の功徳にすぐれたる 南無阿弥陀仏をとなふれば 三世の重障みなながら かならず転じて軽微なり」をあげて、南無阿弥陀仏とは『正信偈』にある「帰命無量寿如来、南無不可思議光」。阿弥陀仏ははかりしれないひかりといのちと示されました。

 そして「南無阿弥陀仏をとなふれば…よるひるつねにまもるなり」と5回繰り返されている。昼の前に夜が来ているのは一見すると不思議。昼は明るく、ものが見えているので怖さは感じない。暗い夜は見えないため安心できない。そのような夜(暗闇)こそ、ひかりといのちの阿弥陀さまが護るぞとおっしゃってくださっているということだと思う。私はそのようにいただいている、安心してお浄土へと歩みましょう、とお話されました。


除夜会 報告 2019.1.1

 穏やかな天気の大晦日。「よるしるべ」などで展示された竹灯りを参道に配置。

 正信偈をお勤めして鐘撞き。108は数えることができませんでしたが、参加者それぞれが思い思いに鐘を撞きつつ新年を迎えました。

 修正会として讃仏偈をお勤めしました。新たな年がみなさまにとって素晴らしい一年となることを念願いたします。本年もよろしくお願い申し上げます。


秋季永代経 報告 2018.9.28

 台風の接近が危惧されましたが、汗ばむほどの好天に恵まれての法要。納骨堂で「讃仏偈」、本堂で「阿弥陀経」「正信偈」をお勤め。法話は赤松円心師(東かがわ市・正行寺)。 

仏さまの教えを聞くのに大切なこと。一つには「初事として聞くこと」、二つには「我一人の為として聞くこと」、三つには「今生最後と聞くこと」。特に私のこととして聞くことが難しい。法話を聞いて耳が痛いと思っても、私のことではなくて「これは家に帰って○○に聞かせたい」と思うのが私。そんな私を必ず救うと呼びかけてくださっているのが阿弥陀さま。最期に、その阿弥陀さまの心を節談(説教に抑揚、節をつけて情念に訴えるように説く)を交えてお取次ぎくださいました。


万灯会 報告 2018.8.25

 初開催の万灯会。よるしるべでも好評を博した「EI-EI-oh」の竹灯りに彩られた境内。春の桜、夏の花火、秋の銀杏、冬の雪の結晶。四季折々の光景を楽しませてくれます。鐘撞き堂の中にはキャラクター「Johny」の笑顔が満載。

 

 蓮のピンクの花と緑の葉が浮き出る美しいオリジナル竹灯籠。南無阿弥陀仏と有縁の方々の法名、お名前が記されています。みなさん色々な思いを馳せて手を合わせてくださったことでしょう。

 集まった浄財は西日本豪雨災害への義援金とさせていただきます。

 ご来場、灯籠上げ、有難うございました。


春季永代経報告 2018.3.29

 汗ばむ陽気となった春季永代経法要。いつものように参拝者とともに正信偈をお勤め。法話は川田信五師(東かがわ市・大信寺)。

 仏教は本当のことを教える。智慧のある生活によって空しく過ぎること無い人生を送らせていただく。お釈迦さまから仏教の歴史を辿りつつ、世界三大宗教を引き合いに。兄弟宗教であるキリスト教、イスラム教は争いが絶えない。なぜなら、私が正義であるから他を邪教として打ち倒そうとする。仏教は、私が正しい、他が間違っているという誰もが持っている心を邪見として退ける教えである。であるから、相手の立場に立つ、争いを治めることができ、平和に導いてくれる。空しくない人生とは元気に朗らかに笑って生きていけるということ。昔の人は厳しい時代の中でも笑って生き抜いた。食べるものにも着るものにも困らない現代に生きる私たちがそれができないではご先祖に申し訳ない。私たちが笑って生きる姿を示すことが子や孫への一番大切な贈り物であるとお話されました。


宗祖報恩講報告 2018.1.8

 雨が降る寒い中での宗祖報恩講。全員で正信偈を読誦。法話は林和英氏(高松市・覚善寺)。

 大乗仏教の基本である六波羅蜜、布施(見返りを求めない施し)・持戒(自らを戒める)・忍辱(耐え忍ぶ)・精進(不断の努力)・禅定(心を集中する)・智慧(真実を見きわめる)のお話。特に智慧について。私たちの知恵と仏さまの智慧は違う。例えば、ジュースを二人で分ける時にどうするか。私たちは知恵を絞ってちょうど半分になるように計ろうとする。仏さまの智慧には必ず慈悲の心を伴う。一人がもう一人にどうぞお先に飲んでくださいと言う。先に飲む人はもう一人のことを考えて半分以上残してどうぞと言う。お互いのことを思い合えば計る必要などないのです。

 また布施の心について、無財の七施、眼施(やさしいまなざし)・和顔施(やさしい表情)・言辞施(やさしい言葉づかい)・身施(礼儀正しい振る舞い)・心施(思いやり)・房舎施(やさしく人をもてなす)・床座施(席をゆずる)のお話も。それに加えて耳施(人の話を聞く)が大事であるとも。

 仏さまの智慧をいただき暮らすことが、しあわせな人生につながることを学ばせていただきました。


秋季永代経 報告 2017.10.1

ようやく涼しくなり秋の気配が漂い始めた中の秋季永代経。納骨堂、本堂でお勤め。法話は中原大道師(高松市大乗寺)によるピアノを交えての音楽法話。

浄土真宗は阿弥陀様におまかせする「季節の移ろぎにただただ応じるのみ。年月の移ろぎにもただただ応じるのみ」という心境が生まれる。その仏さまの教えをオリジナルソングを唄って表現されました。メジャー曲、かりゆし58「アンマー」を取り上げ、この曲の母心が仏の心であるとも。そして最後は竹内まりあの「いのちの歌」、今日話したことはすべてこの詩に込められています。

「生まれてきたこと 育ててもらえたこと 出会ったこと 笑ったこと このすべてにありがとう このいのちにありがとう」。

親のような仏さまの心が響いたのではないでしょうか。


春季永代経報告 2017.3.28

 前日の雨も上がり天候に恵まれての法要。法話は柴田好政氏(高松市・勝名寺)。

 島倉千代子さんが歌ってくださった仏教讃歌「しんらんさま」を唄いながらのお話。浄土真宗のおまかせの世界を伝えてくださいました。

 

「しんらんさま」

そよ風わたる 朝のまど はたらく手のひら 合わせつつ 南無阿弥陀仏

となえれば しんらんさまは にこやかに わたしのとなりに いらっしゃる

きらめく夜空 星のかげ あらしにきえても かくれても 南無阿弥陀仏

となえれば しんらんさまは ともしびを わたしのゆくてに かざされる

この世の旅の あけくれに さびしいいのちを なげくとき 南無阿弥陀仏 となえれば しんらんさまは よりそって わたしの手をとり あゆまれる

 


報恩講 報告 2017.1.9

 雨模様、肌寒い中の報恩講。例年通り4人の僧侶と参拝者で「讃仏偈」と「正信偈」のお勤め。法話は三木秀海師(倉敷市・清楽寺)。

 あるおばあちゃんが、正月に帰省した息子に「そろそろ入るとこ探そうか」と言われてショックを受けたという。私の子育ては何だったのだろうか、空しいと。しかし、お寺参りしていてよかったという。なぜなら「そのようになるご縁が催したらどのような振る舞いでもしてしまうのが人間である」と聞いていたから。それが真実だと実感した。

 普段から「有難う。すみません。お世話になります」と言葉の花を咲かせていたら実がなる。息子にそう言われたとしても周りが放っておかない。南無阿弥陀仏はもっとも大事な言葉の花。必ず実がなる(浄土へ生まれる)。そして種となる(帰って来てのちのものを導く)。

「生き抜いて風にまかせる落葉かな」、葉が散った後には必ず芽が出ている。あとに続いていくものがある。私たちも素晴らしい言葉の花を咲かせて、あとは風にまかせて、よい人生だったといえるような日々を過ごしましょう。と聞かせていただきました。


除夜会・修正会 報告 2016.12.31~2017.1.1

 今年も穏やかな天候に恵まれ、参道をライトアップしての除夜会。毎年参加されている方は撞き方が上手になり、素晴らしい鐘の音が鳴り響きました。そした、今年初めて108回!撞くことができました。数え間違いがなければですが。年が明けて「正信偈」をあげて解散。本年が良い年となりますように。


秋季永代経 報告 2016.10.1

 雨との予報もありましたが、天候に恵まれ秋季永代経が勤まりました。というのも、雨が降ると本堂と離れている納骨堂への移動が大変。不思議にも今まで一度も雨に降られたことがない、有難いことです。

 法話は初めてのご縁、千葉憲文師(まんのう町・善性寺)。私たちは邪見、自己中心の心で生きている。それによって争いが起こり、愚痴が出てくることを自らの体験で説明。浄土真宗は「南無阿弥陀仏」の教え。「南無」とはインドあたりのことばで、漢訳が『正信偈』にある「帰命」。帰依する、お任せするという意味。「阿弥陀」とは「無量」、はかることなし。私たちは自分中心で、量ってばかりの生き方をしている。その最たるものが先日起きたやまゆり園の事件では。いのちを量って、この人たちは生きる意味がないと殺人にまで及んだ。お念仏を通して、量ることなしという生き方に目覚めてゆかなければならない。そうして私も量ることができないいのちと気付かされ、そこにこそ喜びのある、空しくない人生を送ることができるのではないか。量ることなく生きていくことはできないが、そういう自分を自覚して、少なくとも「いのち」を量ることないようにしていきたいものです。と聞かせていただきました。


初参式 報告 2016.3.25

 浄土真宗では、小さないのちが仏の子としてすくすく育つことを願っての初参り「初参式」を行います。小さな子が合掌する姿は何ともいえず微笑ましいものです。こどもたちの幸せを願いつつ「世の中安穏なれ、仏法ひろまれ」。
 


春季永代経 報告 2016.3.25

 少し肌寒い気温でしたが、天候に恵まれ春季永代経・納骨堂勤行が勤まりました。法話は佐々木安徳師(高松市・専光寺)。

 私たちは生老病死という苦を生きていることをさまざまな川柳をあげて説明。天才バカボンのように「これでいいのだ」とすべてを受け入れて生きていければ良いのだがそうはいかないのが人間。その苦を越えなければ救われない。苦しむ私の杖となる善き言葉が「南無阿弥陀仏」。正信偈にある「帰命無量寿如来、南無不可思議光」、慈悲と智慧が私たちに降り注いでいるということ。智慧によって何が大事かを知らされる。私を支えるいのちのはたらきがあるということ、私は許されて生きているという慈悲の世界に目覚める。私を待っていて下さる親鸞聖人、父母、善き人がいるということ。そこに向かって善き言葉、南無阿弥陀仏に導かれて生きていきましょう。と聞かせていただきました。

 


報恩講 報告 2016.1.11

 10月21日から始めたご門徒宅の報恩講参りも1月9日に終わり、お寺での報恩講。気温は冬らしくなってきましたが、風もなく穏やかな天気に恵まれ、讃仏偈と正信偈をお勤めしました。法話は古市正幸師(まんのう町・福浄寺)。

 「南無阿弥陀仏」は阿弥陀如来からの呼び声。私たちが「お母さん」と呼ぶのは、お母さんの方から「私がお母さんですよ」と呼びかけてくれたから。家に帰って「ただいま」といったらお母さんがいて「おかえり」と返してくれた時の安心感。いつも私たちのことを心配してくれている仏さまがいらっしゃる、だから間違いなく浄土へ生まれることができる。母のような仏さまがいらっしゃる安心を受け止めるのがお念仏である、と聞かせていただきました。

 夫婦でご参加いただいた方が多くおられ、有り難い報恩講となりました。お世話いただきました坂本天神講中のみなさま、有難うございました。

 


除夜会・修正会 報告 2015.12.31~2016.1.1

 大晦日は穏やかな天気。風もなく、「よるしらべ」で使用した竹燭台に和蝋燭を灯し、境内をライトアップ。正信偈をお勤めし、鐘撞きへ。今年も何回撞いたか分からなくなりましたが、子どもたちも加わり、賑やかな年越しとなりました。年が明けて一同で讃仏偈をあげて新年のご挨拶。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 


本山興正寺報恩講 報告 2015.11.21~28

 本年も本山報恩講に出勤させていただきました。雨、そして寒波襲来でしたが大勢の方にお参りいただき、ご一緒にお念仏させていたき有難いことでした。また、全国から僧侶が集い、旧交を温めるとともに刺激をいただき、自分を見つめ直す機会でもあります。次は4月8~10日の春の法要、花見がてらお参りください。

詳しくは本山興正寺ホームページをご覧ください。http://www.koshoji.or.jp/


秋季永代経 報告 2015.9.26

 秋季永代経並びに納骨堂勤行が勤まりました。法話は初めてのご講師・宮武正司師(琴平町・大念寺)。明るく穏やかなお人柄がにじみ出る語り口で、優しく仏の心を説いてくださいました。


本山興正寺 春の法要 報告 2015.4.10~12

 本年も京都本山興正寺・春の法要(お釈迦さまの御誕生会である花まつり、親鸞聖人降誕会)が厳修されました。今年は京都の桜も早かったらしく散り始めており少々残念。また雨もあり肌寒い中での法要でした。しかし、「第6回京都まるごとマルシェin興正寺ごちそうグランプリ・花まつりマルシェ」もあり、1万人を超す方々で賑わいました。関西地方の有名店の料理に舌鼓を打ち、お稽古マルシェと題した体験コーナー、華葩(仏事に使う紙の花びら)や腕輪念珠のワークショップ、記念品がもらえるスタンプラリーもあり、楽しみ方は人それぞれ。特に、子供連れのご家族が境内に座って思い思いに過ごし、その笑顔を見るのは嬉しいものです。お寺の雰囲気が少しでも思い出に残れば有難いことです。

 また、浄土真宗は声明と法話を大切にします。毎回のことながら全国から集まった僧侶方によ美しい声明、雅楽によって仏徳が讃嘆され、布教使・大野智也氏の心に沁みわたるお話しもありました。そちらからも何かしら感じていただければ幸いです。

 次回は報恩講、11月21~28日です。是非お参りください。


報恩講 報告 2015.1.12

 今年最初の法要、報恩講が天候に恵まれ賑やかに勤まりました。お勤めは導師に立専寺住職を迎え、正信偈を唱和しました。法話は秋山和信氏(高松市・慈照寺)による節談説教。

 仏教をわかり易く伝えるために、話す文句(説教)に抑揚(フシ)が付けられ、人びとの情念に訴えかけるように工夫されたものです。江戸時代に流行り、次第に少なくなっていましたが、近年復活の兆し。南無阿弥陀仏の六字は阿弥陀さまが必ず救うと大悲召喚のお呼び声~、と朗々と響き渡り、お参りの方も乗せられて南無阿弥陀仏とお念仏。はじめて聞いた方から「素晴らしかった、CDが出たら買うわ」との声。法話としてだけでなく話芸としても楽しまれたようでした。
 後にこの節談説教が基になって浪曲、講談、落語などが生まれており、節談は話芸の源です。落語には仏教をネタにしたものもあります。難しく考えずに一度、お説教を聞いてみるのも面白いかもしれません。

 参拝者のみなさま、当番講中の粟屋講中のみなさま有難うございました。


除夜会・修正会 報告 2014.12.31~2015.1.1

 風は強かったですが雨は上がり、無事に除夜会が勤まりました。風のため参道に並べた蝋燭の炎が灯らず残念でしたが、初参加の子供さんもおられ、元気に大きな鐘の音を響かせました。

 12時を迎えて本堂にて修正会のお勤めから本年もスタートしました。みなさまにとって今年が素晴らしい年になるよう念願いたします。

 本年もよろしくお願い申しげます。


本山興正寺報恩講 報告 2014.11.21~28

 本年も京都本山興正寺の報恩講が厳修されました。毎年のことですが、紅葉の時期に勤められるため京都は観光客で賑わっています。本年は例年になく暖かい中でのお勤めとなりました。

 この法要は私たちに真実のみ教えを伝えてくださった親鸞聖人のご命日を偲んで「南無阿弥陀仏」お念仏申し、すべての仏さま、有縁の方々への報恩感謝の心をもって勤められるものです。

 7昼夜にわたって全国から僧侶方、参拝者が集まりました。色々な声明、美しい雅楽によって仏徳が讃嘆され、行道といってご本尊阿弥陀仏の周りを巡ったり、散華といって華葩(紙で作った花びら)を散らしたりとさまざまな形で報恩感謝の心を示します。また、蝋燭の炎の灯りの中で、御伝記という親鸞聖人の生涯を記した文章を読み上げます。なかなか一般寺院では目にすることができないお勤めがたくさんあります。ご満座のあとはご門主とともにお斎をいただくのも恒例です。住職は今年も「維那」という役職で25~28日まで内陣に出勤させていただきました。年二回の本山法要は心が引き締まる瞬間でもあります。

 皆様も是非お寺に足を運んでいただき、忙しい日常を離れて何かしら感じていただくことができましたら幸いです。


秋季永代経 報告 2014.9.27

 本年も天候に恵まれ秋の永代経が勤まりました。法話は川田慈恵師(高松市・妙楽寺)。

 仏教、浄土真宗は四苦八苦からの救いを説く。しあわせになる教えではなく、しあわせかどうか気にならなくなる教えである、と聞かせていただきました。

 前住職が往生してはじめての法要。お勤めの声が一つ足りない寂しさを感じながらも、倶会一処、お念仏のみ教えの有難さを感じたことです。

 当番の木之郷田井講中のみなさま、お参りのみなさま有難うございました。


本山興正寺春の法要 報告 2014.4.8~10

 本年も京都本山興正寺の春の法要が厳修されました。京都はまだまだ桜が美しく咲き誇っていました。この法要は仏教を開かれたお釈迦さまと浄土真宗を開かれた親鸞聖人の誕生を慶ぶものです。

 毎座散華といって華葩(紙で作った花びら、今回はワークショップで参拝者に手作りしてもらいました)を散らし、お釈迦さまにちなんだ和讃(親鸞聖人が著わされた和語によって仏さまを讃えるうた)が唱えられるなど昨年とは違った晴れ晴れとしたお勤めとなりました。また今回は初参式(生まれたお子さんのお寺への初参り)、ワークショップ、マルシェが開催されるなど賑やかな法要となりました。

 特にマルシェー大人の縁日-は、京都の有名飲食店などが出店し、5,6日は1万人もの人出、法要期間中も普段はお寺に参る機会が少ない若い方やたくさんの親子連れが楽しんでいました。

 古来よりお寺は祈りをささげるところでもあり、真実のみ教えを聞くところでもあり、また、楽しむところでもありました。是非、お寺にお参りしてさまざまなことを感じていただきたいと思います。


春季永代経 報告 2014.3.24

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、寒かった冬が過ぎ彼岸に入ると同時に暖かくなり晴天の中、納骨堂での勤行、本堂での永代経が勤まりました。法話は赤松円心師(東かがわ市・正行寺)。

 南無阿弥陀仏は阿弥陀様からの呼び声である。病院で治療の順番が来たとき、終わって帰るときに○○さんと名前を呼ばれる。それは私の病気をよくする術が、薬ができたから呼んで下さる。お念仏もそれと同じで私を救う手立てが整って呼んでくださっている。あなたを必ず救うはたらきがあることを知らせる呼び声。それに「は~い」=「南無阿弥陀仏」とそのまま受け取り答える。東日本大震災で南三陸町役場の三浦さんと南さんは迫り来る津波の中、みんなに助かってほしいという一念から自らのことを差し置いて避難を呼びかけ続けた。阿弥陀様もそれと同じ、苦しんでいる私のことをそれほどまでに呼び続けておられることに気付けばお念仏申さずにおれない、と聞かせていただきました。

 当番の木之郷川原講中のみなさま、お参りのみなさま有難うございました。


報恩講 報告 2014.1.13

 本年も報恩講が勤まりました。定例の法要の中でも報恩講だけは登礼盤といって導師がご本尊の正面の礼盤に上がり、伽陀、礼、勧請、下高座文など最も丁寧な形で勤めています。もちろん正信偈はみなさんで唱和。法話は川田信五師(東かがわ市・大信寺)。私たちはほっておいたら邪見・驕慢という自分勝手な心で生きて互いに苦しんでしまう。仏教はそれに気付かせて正見、正しいものの見方を与えてくれる。真宗は信心として仏の智慧をたまわる教え。昔から真宗門徒は自分の願いを叶えてもらうためではなく、朝夕にお礼を申すといって阿弥陀仏を礼拝してきた。それによってお互いを念じ合う、笑顔の生活が恵まれ、空しくない人生を歩むことができるのです。と聞かせていただきました。わかり易いお話でみなさま何かしら心に刻み家路に着かれたことと思います。

 当番の高屋講中のみなさま、お参りのみなさま有難うございました。


初参式 報告 2014.1.13

 報恩講に合わせて初参式を行いました。初参式とは、生まれたいのち、幼いいのちがほとけの子として慈悲に包まれすくすく育つことを願って勤めるものです。当山では初めての開催、9名のお子さんが記念品の念珠を手に焼香、お勤めに参列しました。最後に親御さんと共に記念写真を撮りましたが、参拝者からも「子供さんの顔を見たら元気が出る」と笑顔に包まれた初参式となりました。今後は数年に一回開催できればと思います。次回はみなさまに縁のあるお子さんも是非ご参加ください。


除夜会 報告 2013.12.31

 本年も除夜会を催しました。12月中は気温も低く、雨風の日が多かったのですが、大晦日は天候に恵まれた中、正信偈をお勤めし、皆さんで除夜の鐘を衝きました。暗い境内を蝋燭の光で照らし、参加者からは「幻想的で良いですね」との感想をいただきました。夜のお寺の雰囲気を味わえるのも除夜会ならではです。来年はもっと工夫を凝らしたいと思いますので、是非お参りください。本年もよろしくお願い申し上げます。


本山興正寺報恩講 報告 2013.11.21~28

 本年も京都本山興正寺の報恩講が厳修されました。後半は急な冷え込みで凍える日もありましたが、大勢の参拝者があり賑々しく勤められました。住職も維那という役職にて25日晨朝(朝7時)から四日間出勤、真宗興正派の声明・雅楽は天台声明の流れを継承しており大変美しく、まさに仏徳讃歎の心を声に表わされているようです。また法話は本山布教使の方がそれぞれの味わいを仏徳讃歎されました。次回は春の法要、平成26年4月8~10日、みなさまも是非一度お参りください。


秋季彼岸会 報告 2013.9.28

 本年の秋季彼岸会は30度にもなるかという暑さの中で勤められました。納骨堂に続いて、本堂で阿弥陀経、正信偈を参拝者とともに勤めました。法話は大塚芳明師(まんのう町・常福寺)。私たちは生まれながらにして、いのちを食して犠牲にしなければならない業をもっている。親鸞聖人はじめ昔の方々は、「地獄は必定」と受けとり生きてきた(地獄図のプリントを配ってそれを解説)。南無阿弥陀仏とお念仏を称えていのちをいただきますと慚愧と感謝をもって生きていく、三途の黒闇が開かれて浄土へといのちの世界が広がっていく。それを子や孫に伝えていくことが大切であるとお話しされました。

 限られたスペースで駐車に手間がかかりご迷惑をかけましたが、大勢のお参り有難うございました。


本山興正寺春の法要 報告 2013.4.9~11

 まだ底冷えする京都本山興正寺にて春の法要が勤まりました。住職は維那という役職にて出勤しました。ソメイヨシノはほぼ散っていましたが、数少ないないものの牡丹桜が美しかったです。


春季永代経 報告 2013.3.23

 春季永代経法要を厳修しました。午後1時半より納骨堂勤行を勤め、その後、本堂に移り永代経勤行、前住職導師のもと阿弥陀経・正信偈をお勤めしました。

 法話は中原大道氏(高松市大乗寺)による音楽法話。グランドピアノを弾きながら中島みゆきの「時代」、また自ら作詞作曲された歌「雪どけ水」、「言葉にして伝えよう」、「最初で最後の瞬間」を歌いながらお話。悲しくても状況は必ず巡り変わる。自分が正しいとかたくなな氷のような心で苦しんでいるがやわらかな水が流れるように生きていくことを目指すのが仏教。写真を撮るような気持ちで生活を一コマずつ眺めると、今あること、何でも全てが有難いしあわせな瞬間であることに気づかされる。今ここにあるしあわせに目覚めて生きていきましょう、とのお話をいただきました。

 当山では初めての音楽法話という形式でしたが、歌詞カードを見ながら聞き入る参拝者の姿を見て、歌が伝える力を実感した法座となりました。中原先生、参拝者のみなさま、有難うございました。


郡家興正寺別院法要 報告 2013.3.20~21

郡家興正寺別院大改修円成法要、宗祖七百五十回大遠忌法要が厳修されました。当山住職も出勤。二十日はあいにくの天気となりましたが準備は万端。続々と参拝者が集まり本堂は満堂、大広間に設置されたプロジェクタースクリーン前にも参拝席が設けられました。二十一日は二日目ということで参拝者数が心配されましたが好天に恵まれ満堂。両日とも午後二時よりご門主ご親修のもと法要が開始。声讃会の奏でる美しい雅楽と出勤者の厳かな声明が響き渡りました。表白では別院改修までの険しい道のりとそれが完成したことへの感動と感謝が朗々と述べられました。仏徳頌、正信偈墨譜を勤めながらの行道、散華は華々しく七千枚が舞い散り、華葩に手を伸ばす参拝者の笑顔が見られました。受付では、本当に綺麗になりましたね、と何人もの方から声を掛けていただいたそうです。八年に渡る改修事業の苦労を思い起こしつつ、改めて宗祖親鸞聖人の生涯とみ教えを聞かせていただき、万感の思いと喜びの内に法要を終えることができ感無量です。有難うございました。


報恩講 報告 2013.1.10

 宗祖報恩講を厳修しました。みなさんで正信偈を唱和し、三木秀海氏(倉敷市・清楽寺)の法話を聴聞させていただきました。和讃「弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまへり 法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり」をあげてのお話。「本当のことに出会わないと本当でないものを本当にする」、世の盲冥に生きることになり、空しい人生となることを見聞された実例をあげて示してくださいました。阿弥陀如来の智慧に照らされて本当のことに目覚めて、後のものに少しでも幸せを残してゆけるように人生を歩ませていただきましょう、とお話されました。


東讃教区連合仏教婦人会初参り 報告 2013.1.7~9

一月七~九日、真宗興正派東讃教区連合仏教婦人会のみなさまが、毎年恒例の初参りに本年は当山を参拝くださいました。しかも三日間でなんと四百五十名です。

朝九時に続々と山門をくぐって当山へ、本堂は連日満堂となりました。まず重誓偈をお勤めし、東讃教区教務所長・佐々木安徳氏よりごあいさつ。昨年に口にした言葉は「暑いなぁ、寒いなぁ、早いなぁ、ここが痛いあそこが痛い」くらいではなかったか。良い言葉を口にかけていかなければならない、それは念仏である。念仏とは仏に念ぜられているからこそ私の口から出てくる感謝の言葉。有難うも念仏である、周りの方に支えていただいているからこそ口から出てくる。昔は日を拝み、毎日何事にも感謝し手を合わす姿があった。念仏を子や孫に伝えることが大切である、とのお話をいただきました。

連合仏教婦人会役員のごあいさつがあり、続いて私からもお話しさせていただきました。かわら版第二十七号に掲載した相田みつを氏の言葉をあげつつ、新年の初参りにあたって何を願うか、自らの欲ではなく、世のため人のための「願」を持ちたいものだが私たちにはその願を成就する力がない。平和でありますようにと願いながらも家族の喧嘩ひとつ無くせないのが私たち。この初参りを、そういう私を清らかな浄土へと導くべく願いを立ててくださっている阿弥陀如来の私心なき「願」、決して壊れることのない「金剛心」をいただくご縁とさせていただきたい。また、当山と山門(旧観音寺城門)の由緒を紹介させていただきました。

 

続いて前住職からは、龍谷大学時代の寮生活でよき人との縁をいただき育てられた。その中で『歎異抄』の言葉に出遇い、人間のすることはそらごとたわごとまことあることなし、我がはからいを交えないただ念仏のみがまことである、と胸に刻んで歩んできた。親が何の見返りもなく子を育てることのみが仏心に近いものである。阿弥陀如来は親、子である私たちをお育てくださっているのであるから、ただ念仏ひとつをいただき精一杯楽しく人生を生き抜きましょう、との話があり、最後に思い出深い真宗宗歌「ふかきみ法(のり)にあいまつる 身の幸(さち)なににたとうべき ひたすら道をききひらき まことのみ旨(むね)いただかん」を歌い上げました。

 婦人会の方々の合掌する姿が尊く、心が洗われたようです。清々しく今年を始められたことに感謝しつつ三日間を終えました。


除夜会 報告 2012.12.31~2013.1.1

 無事に除夜会が勤まりました。正信偈を唱和して除夜の鐘へ。大鐘を撞くのは初めてという方もおられましたが、段々とコツをつかみ、荘厳な鐘の音が響き亘りました。寒い中たくさんの方々に足を運んでいただき有難うございました。本年もよろしくお願い申し上げます。


本山興正寺報恩講 報告 2012.11.25

 年に2回勤まる本山興正寺の法要、11月21~28日は宗祖親鸞聖人報恩講です。

今年も住職が維那補という役職にて出勤いたしました。若坊守も参拝いたしました。


秋季永代経 報告 2012.9.25

 秋季永代経法要が勤まりました。写真は、江戸時代より永代経をあげられている方々の法名が記されている掛け軸です。

 ご法話は佐々木安徳氏(高松市専光寺)でした。 「南無阿弥陀仏は浄土真宗の阿弥陀村の方言」という表現が印象的でした。真宗門徒にとって、親から子・孫へ伝えられるお念仏は、永代に伝わる懐かしく温かい、いのちのふるさとへ帰って来いとの阿弥陀さまの呼び声なのでしょう。

 

 


宗祖親鸞聖人750回大遠忌法要 報告 2011.5.15

 平成19年に発起した宗祖親鸞聖人750回大遠忌記念事業、多くの方のご協力により境内整備等が完成し、円成慶讃・宗祖大遠忌法要が真宗興正派門主、有縁の僧侶の出勤、門信徒の方々が参集し賑々しく勤まりました。

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平成23年5月15日
宗祖親鸞聖人750回大遠忌法要.pdf
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